横浜中華街にある広東料理店『南粤美食(ナンエツビショク)』は、海老雲呑麺と釜飯の名店です。
孤独のグルメなど、数々のメディアにも登場し開店前から行列ができる人気店です。
南粤美食のメニュー、味、雰囲気、混雑状況をご紹介していきます。
南粤美食とは?
南粤美食は、横浜中華街にある広東料理店で、広東出身のシェフが腕をふるってくれます。
「南粤(南越)」とは、広東省を含む中国の南端からベトナム北エリアの古い地名のことで、土鍋料理や丸鶏の仕込みや隠し味に使う干し魚など、素材や調理に手が込んでいます。
南粤美食の雰囲気
中華街メイン通りから1本外れローズホテルの向かいにある赤い看板が目印のお店です。
2階建ての店内は、1階が厨房とカウンター・テーブル席、2階はテーブル席と円卓となっています。
客層の世代は幅広く、初めての方やリピーターの方が見られ、さすが人気店という活気があります。
店員さんは、積極的に飲み物や料理の提案があります。来店時に一気に料理を注文する必要があるので、お腹の具合を見据えてのオーダーが必要になります。

南粤美食の混み具合
来店した日は土日で開店10分前の11:20に到着すると、前に15名くらいの方が並んでいました。
開店と同時に前の組みが案内され始め、20分ほどで入店しました。
店主が一人で料理を振るうため、席は空いていたものの順番に案内されます。
2階の円卓で相席で、6名掛けられる席を4人で使用しました。
待ち時間を短くするなら、開店20〜30分前に来るのが1番良さそうです。

南粤美食のメニュー
南粤美食は、「煲仔飯(ボウジャイファン)」と「海老雲呑麺」が看板メニューです。
煲仔飯は名物の釜飯です。メニューに載ってないので、店内のボードでチェックします。
煲仔飯のメニュー
- 腸詰め干し肉貝柱釜飯(1,680円税込)
- 腸詰め干し肉とりにく釜飯(1,680円税込)
- 腸詰め干し肉スペアリブ釜飯(1,680円税込)
- 塩漬け卵肉団子干し肉釜飯(1,480円税込)
- 干し肉干し魚スペアリブ肉団子釜飯(1,680円税込)
- 名古屋コーチン釜飯(1,800円税込)

1番人気は「腸詰め干し肉貝柱釜飯」で、孤独のグルメで五郎さんも食べたものです。
店員の女性のオススメは、店頭看板にある「名古屋コーチン釜飯」とのことでした。

海老雲呑麺
海老雲呑麺も南粤美食で必ず頼むべきメニューです。1杯980円(税込)で、雲呑が4個入りです。

鶏料理
孤独のグルメに登場した「アヒルのパリパリ揚げ梅ソース付」など、鶏料理も人気です。
アヒルのパリパリ揚げ梅ソース付は17時〜のメニューなので、お昼には食べられません。
代わりにランチでは「丸鶏の塩蒸し焼き」を注文する人多数です。鶏はやや歯応えがあり、アヒルの方がやわらかな一品です。


南粤美食の味
今回、海老雲呑麺と腸詰め干し肉貝柱釜飯をオーダーしました。
注文してから料理は10分も待たずに料理が来ました。
量は多くないので、2人で来たら2〜3品ほど注文しても良さそうです。
煲仔飯「腸詰め干し肉貝柱釜飯」
店員さん土鍋を持ってきたと同時に、土鍋の取手を布巾で持ち、鍋の底から混ぜてくれました。

腸詰と貝柱の旨みがお米に染み込みしっとりふっくらしていました。
味は甘めの醤油味で、具材の味は旨味が濃縮されてます。腸詰はご飯だけでなくビールや紹興酒にも合う味です。

海老雲呑麺
輝くようなスープの海老雲呑麺は、大きな海老雲呑4個入りです。
一つの雲呑の中に海老が2〜3尾入っていて、プリっぷりの”呑む”のではなく”咀嚼する”雲呑でした。
スープは海老の出汁が出ている塩味で、麺は中華麺ではなく白い細麺です。のどごしがよくコシがあります
一般的なラーメンのどんぶりより一回りほど小さいサイズです。具はニラも入ってます。
海老雲呑のボリュームと食感が良いだけでなく、海老出汁が出た繊細なスープが美味しい一品です。

店舗情報
元町・中華街駅から朝陽門を抜け、最初の交差点を左に進んですぐにあります。
ローズホテル前に行列ができている赤い看板のお店で目立ちます。
桜木町駅から出ている観光バス「あかいくつ」は、お店のほぼ目の前に停車するので、こちらも便利です。
■営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:00)、17:00〜21:00(L.O.20:00)
■住所:横浜市中区山下町165番地 2INビル
■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」1番出口より徒歩3分、あかいくつバスCルート「中華街(朝陽門)」下車徒歩30秒