横浜・本牧にある日本庭園「三渓園(さんけいえん)」は、四季折々の自然と歴史的建造物を楽しめる観光スポットです。
3月末〜4月上旬は桜が見頃となっています。春の三渓園の見どころ、春の限定メニューなどをご紹介していきます。
三渓園とは?
横浜・本牧にある三渓園は、横浜の実業家・原三渓が造り上げた日本庭園です。
東京ドーム4個分の敷地があり、で四季折々の自然や重要文化財建造物など、歴史的建造物を観ることができます。
春の三渓園みどころ
3月下旬〜4月上旬の三渓園では、桜や春のお花を楽しむことができます。各所見どころをご紹介していきます。
大池
正門入口入ってすぐの大池では、シンボルの「三重塔」と桜を見られる撮影スポット!
開けた大池に三重塔の景色を満喫できる場所です。
3月末の来訪では、ソメイヨシノが満開でした。池の中では鴨、鯉、亀といった生き物たちが優雅に泳いでいいます。
温かい春の日差しが気持ちよさそうです。運が良いと猫にも会えるかもしれません。
三渓記念館
三渓記念館では、三渓園の歴史や三渓の業績などを知る他に、季節ならではの展示が楽しめます。
- 春爛漫の眺望:3/11(木)〜4/27(火)
- 第45回俳句展:3/10(水)〜5/19(水)
柳津高桑星桜(やないづたかくわほしざくら)
原三渓の故郷岐阜市柳津町の品種の桜「柳津高桑星桜」があります。
花びらが星形にみえることからこの名前が付いたそうです。
開花はソメイヨシノより遅めで2週間あまり花を楽しめ、少し白めなのが特徴です。
内苑
内苑には歴史的建造物が集結しています。重要文化財が多く揃う中、春のおすすめスポットをご紹介します。
亭榭(ていしゃ)
池にかかる木造の橋で、橋の中央が屋根が付いた小屋のようになっています。
橋の中央で座れ、風流です。内苑の自然をゆったり感じられます。
聴秋閣
京都・二条城内にあったと言われる建築です。建物の前が小川となってて、シャガの花が咲いていました。
蓮華院
三渓の構想による茶室になっています。竹が涼しげで、平穏で清らかな場所でした。
三重塔
三重塔のある高台に登ることができ、近くで眺めることができます。外苑や大池を望めるビュースポットです。
松風閣(展望台)
三重塔と反対側(海側)の高台にある「松風閣」は展望台になっています。
根岸湾が眺望でき、工場地帯、本牧市民公園、逗子方面が見られます。
日本庭園とはまた異なる横浜の発展と今を見られる場所です。
外苑
三重塔の高台を降りてくると、外苑があります。新緑、草花、小川があり、清らかです。桜、雪柳、山吹が咲いていました。
最近は外出する際はマスクを付けっぱなしですが、耳を澄まして、自然の香りを感じ、深呼吸で清々しい空気を味わい、五感を研ぎ澄ませられるような場所です。
旧矢箆原家中宅
外苑にある「旧矢箆原家中宅」は、飛騨・白川郷にあった現存する最大級の合掌造りの民家で重要文化財となっています。
9:00〜16:30の間、一部内覧可能です。
大変立派な農家の建物で、いろりでは薪をくべられて、炭のにおいを感じられます。
歓心橋
大池に浮かぶ「涵花亭」にかかる歓心橋からは、三重塔と桜を間近に楽しめるスポットです。
橋から三重塔を眺めると、三層の屋根が全て見えます。
芝生エリア
大池沿いのソメイヨシノがある芝生エリアが、3/27〜4/4までの間特別開放されています。
園内で販売している崎陽軒のお弁当を食べたり、休憩される人が多数いました。
レジャーシートを広げ、寝そべっても気持ちが良いかもしれません。
三渓園のお食事処
三渓園には、茶屋や食事処があります。春限定のメニューもあるのでご紹介していきます。
三渓園茶寮
大池の奥、三重塔の麓にある三渓園茶寮では、「春恋だんご」300円(税込)が販売されていました。
いちご、うぐいす、さくら、うめと、4つ全て異なる味のだんごを楽しめます。
ベンチでだんごを食べながら、お花見を堪能できます。お茶もサービスでいただけます。
雁ヶ音茶屋
三渓園茶寮の横にある雁ヶ音茶屋では、ピンク色が美しい「さくら餅ソフト」330円(税込)を販売しています。
待春軒
外苑にある「待春軒」の周りには、お花が咲き誇っていました。今の時期にぴったりなお店です。
4/4まで「春うららセット」1,000円(税込)が販売されています。名物・ミニ三渓麺にお稲荷さんが付いたセットです。
中央広場
中央広場には、香炉庵が和菓子(3/27・28、4/3・4)、崎陽軒(3/27・28)がお弁当を販売しています。
横浜ならではのお店が集結しているので、要チェックです。
鶴翔閣
ホテルニューグランドが三渓園のために考案した「オリジナルケーキセット」2,500円(税込)を平日限定で販売しています。
3/23(火)〜26(金)、3/29(月)〜4/2(金)、11:00〜16:00(L.O.15:30)の間のみなので、時間があえば是非行ってみてくださいね。
三渓園おすすめルートと所要時間
三渓園をゆっくり周るには、所要時間【120分〜180分程】必要だと良いと思います。
今回は休憩をはさみながら、写真を撮り、記念館も周ると所要時間は180分程でした。
おすすめルートは、以下の通りなので、参考にしてみてくださいね。
正門入口→大池(反時計回り)→内苑→展望台→三重塔→外苑→歓心橋→芝生→正門
三渓園 施設情報
お花見期間中は、開園時間が1時間が延びています。前売りの入場券もあるので、チェックしてみてください。
■開園時間:9:00〜17:00 ※3/27〜4/4は18:00までに延長
■住所:横浜市中区本牧三之谷58−1
■休園日:12/29〜12/31
■入園料:大人700円、子供100円
三渓園へのアクセス
横浜市営バス(横浜駅・桜木町・元町・中華街駅から)の場合
市営バス8・148系統、「三渓園入口」下車徒歩5分、ぶらり三渓園バス(土日祝のみ)「三渓園」下車すぐ
- 横浜駅東口バスターミナル2番のりば、約35分
- 桜木町駅バスターミナル2番のりば「桜木町駅前」乗車25分
- 元町・中華街駅4番出口「山下町」乗車15分
横浜市営バス(根岸駅から)の場合
市営バス58・99・101系統、「本牧」下車徒歩10分
- 根岸駅1番のりば、「根岸駅」乗車10分
車の場合
- 首都高速・湾岸線(ベイブリッジ経由)、本牧ふ頭出口から約5分
- 首都高速・狩場線(石川町JCT経由)、新山下出口から約10分
- 首都高速・湾岸線三渓園出口(横須賀方面からのみ利用可)から約5分
横浜の日本庭園である「三渓園(さんけいえん)」は、17棟の歴史的建造物と四季折々の花や自然を味わえる場所です。今回、お月見シーズンに開催される「観月会」(2020年9月30日〜10月4日まで)に行って来ました。[…]
横浜山手にある『リトルビレッジカフェ(Little Village Cafe)』は季節のスイーツを提供する小さなカフェです。小さめのスイーツやドリンクは季節ごとに変わり、雰囲気も良く人気店です。今回、2021年2月に来訪した[…]
横浜山手にある『リトルビレッジカフェ(Little Village Cafe)』は季節のスイーツを提供する小さなカフェです。小さめのスイーツやドリンクは季節ごとに変わり、雰囲気も良く人気店です。今回、2021年2月に来訪した[…]
横浜山手エリアは横浜開港の地で、外国人居留地として当時の暮らしの面影を感じられる場所です♪7つの西洋館があり、国の重要文化財や横浜市認定歴史的建造物に指定されています。全て無料で見学できるスポットで、季節毎の装飾やテーブル[…]