【横浜山手西洋館7棟巡り】横浜開港当時の面影を感じる大人スポット

横浜山手エリアは横浜開港の地で、外国人居留地として当時の暮らしの面影を感じられる場所です♪

7つの西洋館があり、国の重要文化財や横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

全て無料で見学できるスポットで、季節毎の装飾やテーブルコーディネートなど、楽しめるのも特徴です。

観光にもオススメのスポットで、それぞれの館の特徴や施設情報をご紹介していきます♪

横浜山手西洋館とは?

横浜山手町に「横浜山手西洋館」と呼ばれる7つの歴史的建造物があります。

JR石川町駅・みなとみらい線元町中華街駅に近くにあり、半日〜1日あれば、回れるようになっています。

坂道や高台にあるので、ゆっくり休みながら回るのがおすすめです♪

外交官の家

1910年に明治政府の外交官・内田定槌氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーにより東京都渋谷区南平台に建てられました。

1997年に、山手イタリア山庭園に移築復元されました。

建物は、木造2階建のアメリカン・ヴィクトリアン様式となっています。

国の重要文化財に指定されています。

外交官の家 見どころ

クリーム色の外壁、とんがり屋根がスタイリッシュな外観ですが、中に入ると非常に重厚感があります。

おもてなしスペースとして使われた食堂には、長いダイニングテーブルがありました!

当時の本がたくさん入った書棚や机がある書斎もあり、外交官の仕事も想像できます。

山手イタリア山庭園内にあり、季節の花々や横浜の景色を眺められる楽しみもあります。

ブラフガーデンカフェ

サンドイッチやビーフシチューなどの料理や、カップケーキなどのスイーツが食べられるカフェがあります。

テラス席もあり、みなとみらいの景色が見られます♪

外交官の家 施設情報

■営業時間:9:30~17:00 ※カフェは10:00~16:00(L.O.15:45)

■住所:横浜市中区山手町16

■定休日:第4水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:JR京浜東北・根岸線「石川町駅」元町口から徒歩5分 

ブラフ18番館

ブラフ18番館は、関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅でした。

建物は木造2階建で、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、洋風住宅の意匠を備えています。

煙突は4つの暖炉を1つにまとめた合理的な造りとなっています。

横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

ブラフ18番館 見どころ

白い壁に赤いフランス瓦の屋根が可愛らしい邸宅です。

内装も白い壁に淡いグリーンのベイウインドウで、とても素敵です。

横浜家具のテーブルや椅子が修復展示され、中心に外国人の暮らしを感じることができます。

ブラフ18番館 施設情報

■営業時間:9:30~17:00

■住所:横浜市中区山手町16

■定休日:第2水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:JR京浜東北・根岸線「石川町駅」元町口から徒歩5分

ベーリックホール

イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、1930年に設計されました。

スパニッシュスタイルを基調とし、現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、設計したのはアメリカ人建築家J.H.モーガンです。

横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

ベーリックホール 見どころ

他の山手西洋館とはひと味異なるスパニッシュスタイルを感じられる館になっています。

外観は、スペイン瓦の屋根、煙突、タイルワーク、クワットレフォイルの小窓、クリーム色の外壁となっていて、庭園にはソテツなどの植物があり、スパニッシュさを感じられます。

内観は、天井が高く開放感があり、梁やアーチ状の窓が特徴的です。

獅子頭の壁泉など、豪華なのですが明るい雰囲気を持ち合わせたところが素敵でした!

ベーリックホール 施設情報

■営業時間:9:30~17:00

■住所:横浜市中区山手町72

■定休日:第2水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅、6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分 

エリスマン邸

エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅でした。

設計は「近代建築の父」と呼ばれるチェコ人のA.レーモンドで、1926年に山手127番地に建てられました。

現在の元町公園には1990年に移築復元されています。横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

エリスマン邸 見どころ

落ち着いた雰囲気の内装で、1階にあるサンセットが魅力的です。

窓が大きく、外の日差しを感じられ、庭を眺められる場所となっています。

背の高い楽譜入れの家具があり、これまで見たことのないものが見れました!

エリスマン邸 施設情報

■営業時間:9:30~17:00

■住所:横浜市中区元町1-77-4

■定休日:第2水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分 

山手234番館

1927年に外国人向けの共同住宅として朝香吉蔵によって設計されました。

従来は、4つの同一形式の住戸が中央の玄関ポーチを挟んで左右対象に向かい合い、上下に重なっていました。

2階では展示や会議をすることもあるようで、丁度水彩画の展示会が開かれていて、鑑賞することができました。

横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

山手234番館 見どころ

他の西洋館と比較して住みやすそうな作りになっています。

建物の中心には光庭があり、明かりを取り入れる役割と湿気を逃す役割があるようです。

食卓はお月見仕様になっていて、テーブルコーディネートが素敵でした。

山手234番館 施設情報

■営業時間:9:30~17:00

■住所:横浜市中区山手町234-1

■定休日:第4水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩7分

横浜市イギリス館

1937年に英国総領事公邸として建築されました。

近代主義を基調としたモダンな形と伝統を加味した重厚な美しさが、当時の大英帝国の風格を表しているそうです。

玄関の左側には、1937年ジョージ6世時代を示す「GRⅥ1937」と印した王冠入りの紋章が残っています。

当時、英国総領事公邸は地域の重要度に応じて規模が定められ、横浜市イギリス館は、その中でも上位に格付けられていました。

横浜市指定文化財となっています。

横浜市イギリス館 見どころ

メインは2階の見学ができました。展示室、寝室、化粧室を見ることができました。

展示室は、お月見の飾り付けが施され、寝室は広くて豪華です。

品のある横浜家具も多く展示してあります。

滑らかな質感と細部の曲線がとても素敵なタンスやドレッサーが素敵でした。

各部屋の窓からは庭を眺めることができ、港の見える丘公園も見えました。

横浜市イギリス館 施設情報

■営業時間:9:30~17:00

■住所:横浜市中区山手町115-3

■定休日:第4水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩分

山手111番館

山手111番館は、横浜市イギリス館の南側にあるスパニッシュスタイルの洋館です。 

1926年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設されました。 設計者は、ベーリック・ホールと同じく、J.H.モーガンです。

ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、港の見える丘公園のローズガーデンを眺めることができます。

横浜市認定歴史的建造物に指定されています。

山手111番館 見どころ

ベーリック・ホールと同じスパニッシュスタイルとのことですが、外観の赤瓦と白い壁が可愛らしく雰囲気がまた異なりました。

中に入ると吹き抜けのホールになっていて、各所は白とダークブラウンで統一され、重厚感がありつつ明るい雰囲気でした。

奥のリビングルームからは、ローズガーデンを眺めることができ、素敵な食事ができたことと思います。

小さめの邸宅ですが、細部まこだわったデザインや彫刻、またこちらもススキや鞠の展示がしてあり、秋の気分を高めてくれました。

カフェ・ザ・ローズ

山手111番館の奥には、喫茶「カフェ・ザ・ローズ」があります。

店内に30席ほどあり、テラス席も利用できます。

ケーキセット、ハンバーグ、ビーフシチューなどの洋食が食べられます。

オリジナルローズティーもあり、優雅なティータイムになることと思います。

テイクアウトできるソフトクリーム(ローズと北海道ミルク)もありました!

山手111番館 施設情報

■営業時間:9:30~17:00 ※カフェ10:00~17:00(ラストオーダー16:30)

■住所:横浜市中区山手町111

■定休日:第2水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩7分

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