食パン発祥のお店「ウチキパン」のイングランド

ウチキパンとは?

1888年創業のウチキパンは日本の食パン発祥のパン屋です。

横浜開港の約130年前に、イギリス人からパンの製法を受け継ぎ、暖簾分けしてできた「ヨコハマベーカリー宇千喜商店」がウチキパンの前進です。

横浜元町には数々の美味しいパン屋が揃いますが、昔ながらの製法とラインナップで長く愛されています。

ウチキパンの雰囲気

ウチキパンは、カタカナの店名やパンのラインナップなど、どこか懐かしい雰囲気が漂うパン屋です。

お客さんの年齢層はやや高めで、特に土日は絶え間なくお客さんが入店します。

元町のショッピングストリートを歩いていると、ウチキパンの袋を持って歩いているマダムをよく見かけます。

特徴的なショップ袋を見ると勝手に親近感を持ち、横浜の人から長く愛されていることが伝わりほっこりとするものです。

ウチキパンのラインナップ

惣菜パンや菓子パンが窓際にずらりと並びます。

お値段は100円台〜あり、比較的手頃な価格設定のなっています。

ウチキパンのパンはしっかりとお腹を満たせるサイズ感になっています。

ウインナーを使った「シャウエッセン」、具沢山のパイ「ミートパイ」や「きのこパイ」、昔懐かしい「アンドーナツ」や「コーヒーロール」など、具がしっかりとした惣菜パンが多く揃っています。

名物の「イングランド」などの食パン、クロワッサン、ハード系のパンもあります。

食パンは、購入してから好みの枚数にカットしてくれます。

ショーケースには、サンドイッチ、とんかつサンド、焼きそばパンが並びます。幅広いラインナップです。

購入したもの

今回、5つのパンを購入しました。

  • ソンブレロ 170円(税込)
  • ティークリーム 220円(税込)
  • ライブレッド 200円(税込)
  • イングランド 360円(税込)

ソンブレロ

メキシコの帽子である「ソンブレロ」の名前がついたパンは、クロワッサンのような食感で、トップにお砂糖がかかってほんのり甘めです。

クロワッサンよりバターの風味が控えめで、外がさくっと中がふんわりとしています。

ティークリーム

生地に紅茶が練り込まれ、中に固めのクリームがサンドされています。

風味は麦の香りも強いので、紅茶はほのかに香ります。

ライブレッド

フルーツやナッツが生地の中に練り込まれ、クリームチーズの入ったライ麦パンです。

生地が香ばしく外がカリッとしています。大きめで、チーズもたっぷり入っています。

レーズンがチーズの酸味とマッチし、ワインにも合いそうです。

イングランド

ウチキパンの名物といえば「イングランド」です。

ホップを使った発酵種を使用した手作りのイギリスパンです。

ロゴマークのイギリス人が可愛い山形の少しパンです。

購入する時に6枚切りにカットしていただきました。

縦に大きめのサイズです。

耳がカリッと香ばしいです。中はふんわりしっとりしていて違いが楽しめます。

耳があまり好きでない人も、ここまで食感があると風味を楽しめると思います。

そのまま食べても美味しいですが、サンドイッチにしても美味しいです。

来店時の注意点

ウチキパンは19時まで営業していますが、夕方に行くとパンの種類が減っています。

パンを目当てに行く時はなるべく早めに来店することをおすすめします。

女神の描かれたショップ袋は食パンやパンを多く購入した時に入れてくれますが、パンの数が少ないとイラストなしの袋になるので、ご注意ください。(レジ袋有料化後も無料)

店舗情報

■営業時間:9:00〜19:00

■住所:横浜市中区元町1-50

■定休日:月曜(祝日の場合は翌日)

■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」5番出口より徒歩2分

130年の伝統を持つウチキパンは、これからも残って欲しいパン屋の一つです。

イングランドを食べながら開港当時の横浜を様子を想像しながら食べるのはいかがでしょうか。

惣菜パンはボリュームと懐かしさがあるので、お試しください。

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